「めんどうくさかった」 追突事故を起こした男が逃走 裁判であきらかになった“絶対に運転してはいけない人間”の思考回路

「知らない番号は出ないことにしてるので…」

――事故後なんだから関係者だってわかるでしょ?

「被害者かもしれない、とは思ってました。でも警察が話してくれてると思ってて…」

――被害者の弟さんが家に来たことがありますよね?

「来てました。でも会ってません」

――事故から1ヶ月以上も保険会社に連絡しなかったのは何故ですか?

「そういうのは警察がやってくれてると思ってました」

――事故の時のことを聞きます。現場から逃げる時に道路を逆走してますよね?

「危ないな、とは思いました。でも気が動転してて、後ろを見たら車がいなかったのでつい…」

――気が動転してたのに安全確認はしたんだ?

「そうですね、バックミラー見て…」

――そこまでして逃げたのは『面倒くさかったから』だよね?

「…そうです」

 

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また免許を取ろうとする被告人

 

この事故によって被害者は全治3週間の脛椎捻挫と診断されています。場合によっては後遺症が残る可能性もあるそうです。通常よりかなり遅い手続きにはなりましたが車の修理代と治療費は保険会社から全額支払われています。

被告人の運転免許は当然取り消しになりますが、今後また再取得をする意思があると話していました。

「これからは安全第一でやっていきたいと思います」

という彼の言葉をどう受け止めるべきなのでしょうか。

「電車だと母の見舞いが大変になります…」

などと愚痴めいたこともこぼしていましたが、自業自得という他はありません。