タイ国で日本からの入国者に『隔離義務』の事実は無い! 正確には「協力要請」(3月5日現在) 新型コロナ騒動では冷静に公的文書を読み解く力を

この騒動を受けて2020年3月5日、在タイ日本国大使館が、次の通り隔離義務の事実は無い事を伝えました。

 

「一部報道で、タイ保健省が、日本を危険感染症地域に指定、日本からタイへ入国した方について、自宅などで14日間の隔離を義務づける旨発表したと報じられていますが、当館よりタイ保健省及び外務省に確認したところ、現時点では“そのような事実はない”とのことです。

今後、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に関してタイ保健省より発表等があるとのことですので、引き続き、当館のホームページ等を参照の上、最新の情報収集に努めて下さい。

なお、これまでの当館からのメールでもお知らせしているとおり、日本を含めた、国内で感染例が増加している地域からの渡航者及び14日以内にこれらの地域に滞在した渡航者については、検疫強化の対象となっており、さらにタイ保健省は、“タイ入国後14日間の自宅等における症状の観察等の協力を要請”しております。

また、入国時や病院受診時など、必要な場合にはきちんと日本等への渡航歴をご申告いただくようお願いします」

 

この騒動を受けてタイの日本人社会では、一部の一般の人間などから日経新聞の報道について「いい加減な報道」だとか、まるで日本大使館が、日経新聞の問題に対応しているかのような意見までが多く見られるようになり、ネット上にはそのような書き込みが溢れるようになっていました。

例えば、バンコクのある日本人は、Facebookにこんな書き込みをしています。

「いい加減な報道が多い為、僕にも問い合わせがありましたが。

協力要請のみです”

詳細は添付しております在タイ日本大使館のお知らせを見て下さい。」

これでは、まるで在タイ日本大使館が、日経新聞の報道に問題がある事から対応したかのような書き込みです。この人物は、こんなコメントの上で、なぜか自分の顔のアップ写真をFacebookに掲載しています。