「六本木フラワー事件」について 元関東連合幹部・石元太一服役囚からの手紙を公開します(前編)

事件のあった東京・六本木のロアビル

お忙しい中、わざわざ手紙の方、有難うございます。とてもうれしかったです。

久田さんの著書の方は、私が東京拘置所にいた頃に読ませていただきました。久田さんは関東連合や今回の事件についてお詳しいと思うので、自己紹介を含めた細かい説明の方は省きながら手紙の方書き進めさせていただきたいと思います。

「六本木フラワー事件」というのは、「西新宿撲殺事件」に端を発した事件だと思います。(註・関東連合系と呼ばれていたKさんが西新宿自宅近く、対立グループ数人に襲われ撲殺された事件)

「西新宿撲殺事件」の被害者の方は見立真一の世代の人間達と仲が良かったので、見立は事件の究明をしたかったのだと思います(警察の捜査は全くやる気がなく、当てにならなかったようです)。

なぜここで私が仲が良かったのは見立世代と限定したのかというと、見立、佐藤幹士こと小池乾士(註・懲役8年求刑・懲役7年)、國田正春(註・懲役10年求刑・懲役12年)、目出し帽を用意した人間を除いた今回の事件の関係者は、その被害者の方と全くと言っていいほど面識がなかったからです(私自身、面識はあっても個人的に会ったりするような仲ではありませんでした)。

実際、事件の実行犯である百井茂(註・懲役15年 求刑17年)は、私の裁判員裁判でこのような証言をしています。