「隠れコロナ疑惑」という不気味な数値 実はもっと死者が出ていた!? 東京都の『コロナ死亡者数』はすでに“ケタ違い”である可能性?
「担当の先生がひとりで分析しているデータなので、細かい内容にはすぐに答えられない」
たしかに10週目(3月上旬)以降のデータはまだ発表されていないこともあり、もしかしたら「一瞬の偶然」だったかもしれません。
また、田崎氏の言うとおり「何万人だろうが肺炎で死んだら必ずCTを撮った」とします。
その後の診断の流れを、安倍首相は3月28日の会見でこう言っています。
「肺炎で亡くなった方については…CTにおいて、“間接性肺炎”の症状が出た方は必ずコロナを疑います、必ず。そういう方については、必ず、“だいたい”PCRをやっておられます」
「必ず」を3回強調しておいて、最後に「だいたい」とは…『日刊ゲンダイ』でなくとも思わずツッコミたくなります。
通常、肺炎と呼ばれるものは「細菌性肺炎」ですが、コロナ感染の疑いがある「間質性肺炎」の場合は、“だいたい”PCR検査をするわけです。
そもそも“コロナ陽性”であるかどうかはCT検査では分からないので、その後のPCR検査をして初めて診断できるわけです。
はたして、そんな大量の肺炎による死亡者のなかから「間質性肺炎」をどこまで抽出できているのでしょうか。