「お母さんに怒られたので裁判しました」 中学1年生とアプリで出会い肉体関係を結んだ男 あまりにも意地悪な検察官の質問に彼は…

被害女性は中学1年生という幼さです。16歳だという嘘を信じたにしても、交際をするには少し無理があるように思えます。

しかし被告人である彼もまだ22歳です。裁判官の質問への受け答えではその考え方の幼さが露呈してしまっていました。

 

――略式から正式裁判の申し立てをしたのは罰金が高いってこと?

「母から『あなた、この罰金払えるわけないでしょ』『少しでも減額できる可能性があるなら裁判を受けなさい』と言われて申し立てしました」

――罰金はどれくらいだと思ってた?

「正直、10万切るくらいかなって…」

――自分で払えなかったらどうするつもり?

「とりあえず親から出してもらって、月々返していきます。労役だとけっこうな期間になるので…バイトがクビになってしまいます」

――今までネットを使って未成年の女性に出会ったことってあるの?

「いや、この時が初めてです」

――未成年じゃない女性とセックスの経験はあった?

「1回だけあります」

 

母親に叱られて正式裁判を申し立てた被告人を見たのはこの時が初めてです。今後もないかもしれません。ちなみに彼の母親は情状証人として出廷するわけでもなく、傍聴席にもそれらしき人の姿は見当たりませんでした。正式裁判をけしかけるのならせめて傍聴ぐらいはしてほしいものです。

この裁判の判決は罰金50万円。「少しでも減額」という目論見は外れ、略式命令から1円も減りませんでした。

この裁判は捕まってから約4ヶ月後に開かれたものです。この4ヶ月の間で、彼に交際相手ができました。彼が言うにはその女性は未成年ではないそうですが…。1度、きちんと年齢は確かめた方がいいかもしれない気もします。(取材・文◎鈴木孔明)

 

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