自宅待機で連ドラ需要が高まる 再放送して欲しい作品は? 『一つ屋根の下』か『池袋ウェストゲートパーク』か いやいや『恋ノチカラ』でしょ|中川淳一郎

終了後にツイッター検索してみたところ、以下2つのツイートがあった。「え…恋ノチカラ通じないの…」「恋ノチカラ すごく好き!! はー、中川さんと同世代なんだよな…残念ながらw」だ。この2人は恐らく私と同世代だろう。2人目は明確にそれを言っている。というわけなので、ここでは自分史上最高のドラマである『恋ノチカラ』(フジテレビ系・2002年)について書いてみる。今の時代、自宅待機が要請されているだけに、過去のドラマや映画を観るのもいいだろう。

いや、正直なことを言うと、私は連ドラを全話観たことがあるのが同作と『29歳のクリスマス』(フジテレビ系・1994年)、『結婚できない男』(フジテレビ系・2006年)の3つだけなのだ。

『恋ノチカラ』はWikipediaによると「平均視聴率は16.9%、最高視聴率は初回の20.6%」とのことで相当見られていたとは思うのだが、伝説的ドラマとして名前は挙がらない。一体何がいいのかといえば、「自分事」化ができたからなのだ。

結局連ドラというものはいかに自分事化できるかが面白さの勝負なのだが、同作は大手広告代理店を辞めたクリエーター(堤真一)と、同社の窓際OLである深津絵里が主人公だ。上司と意見のぶつかり合いから独立した堤と、勘違いから堤の会社に入ることとなった深津、そして堤に憧れていた若手クリエーターの坂口憲二が営業担当の西村雅彦(現・西村まさ彦)と会社を作ることとなる。ここに深津のルームメイトである矢田亜希子も割って入る。この5人が主要キャラだ。

この配役を見ると、なんとなくキャラ設定は分かるだろう。

 

参考記事:『ノストラダムスの大予言』時代はなんと平和だったのか! コロナ騒動を「予言していた!」と言い出す者に今後は要注意|中川淳一郎 | TABLO