第二の「木村花さん」が現れても不思議じゃない 『テラハ』をはじめとする恋愛リアリティショー出演者が受ける罵詈雑言

有名人が指摘した番組制作の問題点

25日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で、武井壮さんが「彼女が出ていたシーンを実際に見ると、結構きつい口調で共演者を責め立てているシーンがあって。それが視聴者の反感を買ってしまって」「僕が映像を見ても嫌悪感を覚えるシーンだったのは確かで。明らかに演者が『愛されることはない』と思われるシーンはカットして。そういう配慮が必要だと思う」と話しました。

乙武洋匡さんも同日に自身のツイッターで、「各局ワイドショーが『SNSでの誹謗中傷よくない』という論調で放送しているようだが、『今週の標的はコイツですよ』と指令塔の役割を果たしてきたのは、どこの誰だよ」「すべての責任をネット民に転嫁し、自分たちは反省の色なし」と批判。

26日放送の『グッド! モーニング』(テレビ朝日系)では、中尾彬さんが「台本はないが、面白い場面ばかり編集しているため、以前からSNS上で誹謗中傷が書き込まれていると聞いている」「都合のいいところだけ切り取って、なぜフォローしなかったのか。テレビ局が守ってやらなきゃいけなかった」と熱弁。

27日放送の『Live News α』(フジテレビ系)では、三田友梨佳アナが「番組の打ち切りで終わらせるのではなくて、何があったのか、防ぐことはきなかったのか、木村さんがどれだけ辛い思いをされていたのか、しっかりと受け止め、検証していくことが、私たちがすべきこと」と、制作局所属アナウンサーとして責任ある発信をしました。

そして同日、国際政治学者の舛添要一さんが自身のツイッターに「テレビ制作側の問題もある」「出演者も制作者の意に沿わないと使ってもらえない。気配りをする若者にとっては酷で、才能が潰されていく」と投稿。

28日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)でも国際政治学者の三浦瑠麗さんが「仮に、編集のやり方が現実で起きていたことと違って見えたとしても、そのほうが注目を集める。そっちのほうがテンポよく番組が進むってなった時に、どんな影響が起きるのかというのを予測せずに、出演者がすべてその人のせいでもないのに受けてしまうという構造があると思う」と指摘。

極めつけは、27日配信のNEWSポストセブンのこんな記事でした。

 

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