嘘をついているのはどっちだ? 小池百合子の経歴詐称疑惑 『女帝 小池百合子』(石井妙子著)が都知事に突き付けた刃

【芦屋という土地が彼女に与えた影響は、見栄を張らせるという以上に、もっと根深いものがあるのではないかと、私(註・著者)はこの街を歩いてみて考えるようになった】(『女帝 小池百合子』より。以下「本書」とする)

確かに、東京で言う高級住宅街だと田園調布や成城、自由が丘と言った地名が頭に浮かびますが、少し歩けば分かるようにお屋敷もあれば、つつましやかな生活をしている人もいます。街というものは、一概に「高級住宅街」とくくれないものです。

そして、本書で最も力を入れたのが、小池都知事のカイロ時代の事でしょう。小池都知事と一緒に暮らしていたという「早川さん」(当然偽名)と接触に成功。「早川さん」のインタビューを軸に、ルポを展開していきます。

結論から言うと「早川さん」は小池都知事がカイロ大学を卒業していない。ましてや首席はあり得ないと確信しています。小池都知事の語学は【小池は英語とカタコトのアラビア語口語を必死に務めていたらしい】(本書より)といったレベルとされているのです。

その語学力でカイロ大学を日本人で二番目に、そして日本人女性では初めて、しかも首席で卒業できたのか。官邸ホームページでは小池都知事が防衛大臣だったころの学歴は、

「昭和51年10月エジプト・カイロ大学文学部社会学科卒業」

となっています。

 

参考記事:えっ? 小池百合子都知事の元カレは舛添要一前都知事!? 「学歴詐称疑惑」から「男遍歴」まで“ネオ警察”『週刊文春』が暴露! | TABLO