営業に行ったら性暴力の被害に 立場を利用した卑劣かつ悪質な犯行 女性が感じた恐怖を自称天才編集者にも知ってほしい|裁判傍聴

人は社会生活を営む中で様々な人間関係を築きます。そこには当然、上下関係というものもできてしまいます。

今回取り上げたような「営業と客」というのもそうですし、「上司と部下」や「編集者とライター」など様々なものがありますが、たとえ立場に上下があったとしても同じ人間です。どんなに立場が上だろうが、人に理不尽を強いる権利など誰にもありません。立場を利用した性暴力など言語道断ですし、検察官の言うようにそれは「非常に卑劣かつ悪質」なものです。

被害女性はいきなり胸を揉まれた時、「笑顔」を浮かべて対応しました。

この「笑顔」は彼女が恐怖に震えながら必死の想いで作ったものです。

こうして「笑顔」を浮かべて泣く人がいる一方、上下関係を背景にした暴力が表沙汰になり裁かれることはあまり多くありません。人の平穏を奪いながら、今日も彼らは平穏に過ごしています。(取材・文◎鈴木孔明)

 

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