70歳男性がピースボートで出会った様々な熟女と… 破天荒な人生を送ってきた男の純愛物語「セルロイドの海」

平野さんとは、そんなにじっくり話した事はないのですが、意外と歯に衣を着せぬ言い方をする人です。
文中にも女性に対して

【「俺はこの女性と恋を語れるか」と考えたら無理だった】。

とか、意中の女性に

【「昔はお綺麗で相当モテたでしょう」】

と、怒られてもおかしくない言葉をズケズケと発します。これで、もめていないのが不思議ですが一応、「小説」なので大丈夫だったとしておきます。もちろん、平野さんもそれはご存知で「よくあんな失礼な事を言ってしまったものだ」的表現が度々出てくるのですが、それほど失礼ではなく、上記の二例の方が危ういなと感じるのは僕だけでしょうか。

とは言え、この「小説」を通して感じる事は「平野さんモテるなあ」でした。

70歳の恋。どこが悪い。

ピースボートですから世界中を周るワケで、ヨーロッパ、北欧、北極、カリブ海に船が訪れる度に、何らかのアクションが起こります。ちょっとしたロードムービー感覚の本です。

これ、映画にしたら良いのではないか? 主演・国村準(「私」) 出演者・片平なぎ(晴美さん)、余貴美子(麗子さん)、平泉成(村西さん)でどうでしょうか。僕は観ますよ。(評者◎久田将義)

 

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