危険ドラッグを輸入した会社役員(52歳) セックスドラッグとして使用か 違法と知りながら止められない深い快楽|裁判傍聴
「ラッシュが違法なのは知ってました。それでも輸入したのは自分のエゴのためです。税関に止められても注文したのは…やっぱり欲しかったからです」
彼の供述を聞くと、ラッシュへの依存度は強いように思えます。彼もラッシュに依存していることは認めていました。
「捕まる前はラッシュに依存しているとは思ってませんでしたが、今は依存していたと自覚しています。自分だけの力では止められないので、病院や自助グループに通おうと思っています」
このように話す一方で、次のような供述もしていました。
「ラッシュを使っていても体への影響はないと思います。どうしても使いたくなる、というようなこともありませんし、思い出して使いたくなることもありません。依存症の症状のようなものも特にありません。危険ドラッグと言われてはいますが、テレビで言われているようなものとは違うと思います」
明らかに矛盾する供述です。依存をしているかどうかは彼本人にしかわかりようもありませんが、依存していない人が違法と知りながら輸入してまで入手しようとするでしょうか?
しかし、ラッシュを違法とする法律に異をとなえる人もいます。他のいわゆる危険ドラッグと呼ばれる薬物と違ってラッシュにはそこまでの危険性や依存成はない、という主張です。
この主張が正しいとするなら「テレビで言われているようなものとは違う」という供述も真実なのではないかと思えます。
同居していた家族から見た印象では、特に変わった様子などは見られなかったようです。
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