「宇宙の真理、オレ発見したわ」 大発見をしたお爺ちゃんが銃刀法違反で逮捕されたワケ 警察は“そこまで”暇じゃなかった|裁判傍聴
ここで彼の来歴について簡単に紹介しておきます。
彼は中学校を卒業後、板金工やタクシー運転手などの職業に就き、定年退職後は川崎市の市営住宅で奥さんと二人で年金生活をしています。
物理科学などの研究期間に所属していたことはありません。
そんな彼がなぜ独自の宇宙理論を発見するに至ったのかはわかりませんが、彼はこの理論を発表するために科学論文雑誌などに投稿を始めました。その回数は400回以上にのぼります。
しかし、当然のようにどこにも取り上げてはもらえませんでした。
彼にとってこの宇宙理論は「ノーベル賞6個分相当」のものであり「無為看過は人類に対する悪事」でしかありませんでした。それなのにどこにも発表をさせてくれる場所はありません。
彼は焦っていました。何かの形で世に残しておかないと自分が死んだらこの理論が消えてしまう…。
悩んだ末に彼が取った行動は「ホームセンターに行って一本の鉈を購入すること」でした。彼は宇宙理論を供述調書上に残そうと思い立ったのです。
犯行日は令和2年2月15日、彼の77歳の誕生日でした。
紙で自作したお手製の鞘に先日買った鉈を収め、それをビニール袋に入れて彼が向かったのは桜田門、警視庁本部です。
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