欅坂46ラストライブ、激動の5年間の歴史に幕 そして新たな坂『櫻坂46』が誕生 

写真・上山陽介

ラストライブ初日。厳かなBGMが流れる中、メンバーの後ろ姿が画面映し出されました。客席ステージを進みメインステージに到着したメンバーが一列に並び、歴代のミュージックビデオやアーティスト写真で構成されたOVERTURE映像が流れます。DAY1の幕開けを飾ったのは、デビュー曲「サイレントマジョリティー」。凛とした表情で楽曲に込められたメッセージを訴えかけた彼女たちは、続いて「大人は信じてくれない」「語るなら未来を…」といった初期からの人気ナンバーを披露。ラストライブという感傷に浸らせない不敵な笑みを浮かべ、序盤からフルスロットルで躍動していきました。

メインステージに設置されたボックスセットの中で始まった「月曜日の朝、スカートを切られた」では、メンバーが電車内で歌っているかのような空間演出がヒリヒリとした雰囲気を助長。センターの渡邉理佐が凄みのある表情でカメラをみつめたかと思えば、ユニット曲「カレイドスコープ」では上村莉菜・原田葵・井上梨名・武元唯衣・藤吉夏鈴・森田ひかるの6人が柔らかい笑顔を見せます。ギターを手に橋のセットに登場した小林由依は、「渋谷川」を。今回のライブでは、曲間にメンバー一人ひとりのヒストリームービーを上映。デビュー当時の初々しい姿から現在まで、さまざまな経験を経て成長していった彼女たちの個性豊かなパーソナリティが紐解かれていきました。

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