追悼・宅八郎氏というトラウマ 「僕は宅さんとモメて十二指腸潰瘍になりました」

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出版界において、「筋を守る」「矜持」ということはどういうことなのでしょう。例えば、「反論権を守る」「公人でない人を記事に載せない」「弱者を叩かない」などなどがあるでしょう。

もう一つ、著作で書いたようしたように「言論の自由とは何を書いてもいい。その代わり何を反論されてもいい」ということだと思っています。要するにこれは「反論権を担保する」という事なのですけれど。意外とこれを忘れている編集者、雑誌が多いのに気づきます。

で、僕はほぼ、それを頑なに守っているつもりでしたが、そのせいで十二指腸潰瘍になってしまったことがあります。ヤクザから「殺したるからなぁ」(http://tablo.jp/archives/4142)とか「東京一危険な男」から「刺すぞてめぇ」と言われたのに大丈夫だったのに(http://tablo.jp/archives/4147)。

「十二指腸潰瘍」になった相手は有名ライター・宅八郎氏でした。僕は今でもこの人に生理的恐怖感を持っています。何をするかわからない不気味さがあります。苦手な爬虫類、両生類と対峙した時のような感じです。

実は詳細は、宅氏のホーページで詳細が明らかにされているのですが、こちら側の私見も記載しておきましょう。