【暴走対談】高須基仁(出版プロデューサー)に聞く「復帰のチャンスを狙っている島田紳助」 PART2(全3回)

高須:貴乃花がやりたいのはガチンコってちゃんと言ってるわけだよ。

平野:相撲はちゃんとガチンコでやれと。

高須:八百長が嫌だって言ってるんだ。だからガチンコでやろうよ、と。反社会の人たちが賭け事をやってても俺たちは関係ないじゃんと。
ところがその八百長に加担してる力士がいるわけですよ。それがモンゴル勢だって彼は言ってるわけよ。

平野:そうなると白鵬の40回優勝っていうのは極端な話、考えらんないことだよね……。

高須:作った話。

平野:知ってる? ネットで2ちゃんねるとか読むとそういう話がいっぱい出てきて、今のラジオもテレビも新聞も一切そういうこと書かないじゃないですか? ただ不祥事不祥事って、あんな殴ったことくらいで大したことないじゃないか。格闘技なんだから。

高須:貴乃花が言いたいのは賭け事みたいな周りの人たちがやってるのは我々に関係ないでしょうと。我々はそんなことは受け入れないと。負けてあげるとかっていうのは受け入れないと。ガチンコでやりましょうっていうことを彼は言ってるんですよ。それだけですよ。

平野:それを普通の人は全く知らないでしょ。

高須:賭け事っていうのは水面下ですよ。

平野:水面下ではヤクザとかそこらのみんながやってる。要するに裏賭博をやってるっていうことね。

高須:貴乃花からすれば我々の相撲には関係ないと。そういうのとは付き合わないと言ってるわけですよ。

平野:もう一回聞きたい。じゃあマスコミとか東スポもそうだけど、そういうことを全然暴露しないじゃないですか。それについては?

高須:今、全部の相撲記者が、番記者がまともな奴が1人もいないっていうことですよ。

平野:それをやったら相撲協会から放逐されて取材ができなくなるということですか。

高須:番記者の劣化。要するに、はっきり言って記者クラブの劣化。これが一番ですね。それとその後にやってる週刊ポストの現課題は八百長っていうことは入れてるけど、それは暴力団とは関係ない話なの。そんなことは昔からあるっていうのは当たり前なんだよ。今日は白鵬と誰々でどっちが勝つか1000円賭けようと、それと同じレベルですよ。

平野:そしたら貴乃花は真っ当なんだ?

高須:真っ当。全部ガチンコでやってるから。それで賭け事をいろいろ周りでやってるっていうのは彼は当然知ってるよ。でも、お父さんも大鵬も、それから北の湖もそれをやんなかったんだよ。俺が知ってる限り、大鵬、北の湖、それと先の貴ノ花、それと今の貴乃花の4人はそれをやらなかった。この4人は間違いなくガチンコでやってた。

平野:相撲協会の何とか監視員、何とか委員とかいるじゃないですか? あいつらはそのことを当然知ってるでしょ。

高須:当然知ってますよ。横綱審議会のトップがアレだから。あんなのは国会議員を不祥事でクビになったでしょ。
それで今のもう1コの審議会をやってるのは毎日新聞の昔の会長で、あんな奴なんか毎日新聞の借金を返せ返せで大変じゃない。ネット右翼がワーワー言ってて。もう金返さない、払わない。そういうところのがやってるんだよ。
要するに毎日新聞の会長と池坊の会長が決めるというのはおかしいでしょと。で、それは何かというと問題は北の湖のような理事長がいないっていうことですよ。

平野:それまでそういうことなかったの? 本当はあったでしょ?

高須:あったんだけど、相撲では栃錦、若乃花、僕が知っていうるのは大関の豊山。そこらへんがやってきた一連の理事は、バッチリ八百長はダメだって言ってますよ。だからガチンコでやれと。あと相撲の外でいろんなことがあるけどそれは知らないということでやってきたの。そりゃあ個人個人ではあったと思いますよ。ズル賢い奴らは。

平野:問題は奴がモンゴル力士会の中でぶん殴られて、お説教されて、彼はその前に電話がかかってきて明日は負けてやれみたいなことを言われてやんなかった。そういうことをやんなくてそれで怒られたというわけ。で、そうするといわゆる40回も優勝してる白鵬の勝歴もおかしくなってくるわけですよね。

高須:だから千代の富士以上にもなれなかったでしょ。何にもなれなかった。八百長だから。ガチンコじゃなかった。

平野:もうじゃあ相撲協会は腐ってるんだね。

高須:だから腐ってないんですよ。

平野:あっ、貴乃花がいる。

高須:益荒男、今回の寺尾。そういう風に腐ってない奴っているのよ。