ワクチン騒動はこう切り抜けろ・後編 ワクチンを打って心が晴れやかに 「これで旅行も会食もできる」
前回まで・ワクチン騒動はこう切り抜けろ 51歳の筆者が既に接種済出来た方法とは | TABLO
電車に乗って、クリニック最寄りの駅から徒歩5分。そのクリニックは、雑居ビルの〇階にあった。隣のビルの一階は、風俗店、しかもソープランドだった。性感染症を診療科目としている理由は、このことだったのかと合点がいった。
エレベーターに乗って、クリニックのあるフロアで降りる。外階段に面している鉄製の扉が半開き。中をのぞくと街によくあるこじんまりとした、歯医者の待合室さながらの部屋。8畳ほどで、ベンチが5つほど。一人ずつ間隔を空けているが席はほぼ埋まっている。
他にいるのは20~30代前半の若い女性が大半。風俗嬢の持つ独特の煌びやかさはない。どちらかというと地味で、髪を後ろに束ねて、事務とかもしくは病院でカーディガンを着て、「採血しますね」と優しく声をかけて下さる看護師風の女性が大半。男性はほかに60代と思しき、男性がひとりいるだけ(筆者は51歳)。
カウンターには、待合室で待っている女性たちとほぼ同じ年代の女性が3人。登録情報の確認。免許証を見せるとバインダーに入った問診票を渡された。そのついでに筆者は聞いた。
「医療従事者ではないんですが大丈夫ですか?」
「メインは医療従事者用ですが、お受けいただけます」
「なぜ余剰が発生するんですか」
「そこはわかりかねます」
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本当に知らなさそうだ。書き終わって問診票を渡し6番の番号札を渡されてから数分。
「西牟田さん、奥へどうぞ」