児童買春・大麻所持・特殊詐欺・盗撮・飲酒運転・風俗店バイト…相次ぐ警察不祥事 19年前を忘れたのか

女性警察官の不祥事もあります。山口県警の巡査が海を渡った福岡県内の派遣型風俗店で働き、約8万円の報酬を得ていました。「生活費の足し」にしたかったそうです。別の山口県警巡査はスマートフォンの出会い系アプリで知り合った複数の男性と、お金の受け取りを条件に交際していました。

警察は、女性の増員を目指しています。後に続く女性のお手本になる振る舞いを切望します。

「盗むな、触るな、不倫するなは日常の教育の場で伝えている。ここまで多種多様な不祥事が続くと、どうすればいいのか……」。西日本の警察本部で不祥事を担当する警察幹部は頭を抱えます。これまで警察は、さまざまな防止対策を講じてきました。でも続きます。

私はかつて、警察内部でひそかに検討されていた対策案を元に「採用時にポリグラフ導入」や「警察学校入校中に不適格者排除」を朝日新聞紙面に書きました。ポリグラフは実現していませんが、学校入校中の排除は進んでいるようです。「排除ではなく、あなたに向いているのは警察官以外の仕事。考えてみては? と優しく告げて転職を勧める」(幹部)そうですが。