幻冬舎が闇商売を開始か? 選考委員のぶみ氏の「子育て絵本大賞」に応募した名も無い作家にかかってきた電話

「こういった作品を書かれたことはこれまで何度かあるんですか?」

「いやまあなんというか仕事関係というか」

「お仕事でというと? ライターかなにか?」

「え、いや違いますけど…」

「ふーん。というと?」

ぐいぐい来ますね……。僕は死んでも自費出版するつもりはないので、できる限り個人情報を開示したくないのです。

「え、いやまあ。あのー、そういうことをいま話さなきゃいけないんですか?」

「というと? なにか言いたくないことでも?」

「うーん、まあいいじゃないですか。なんか、すごいですね」

「というと?」

「さすが幻冬舎さんだなって。幻冬舎の編集者さんってこういう感じなんだなって思いました」

やたら上からな態度にもういいやという気持ちになって、ここらで切り上げます。

「あのー、僕、自費出版には興味ないですから、大丈夫ですよ」

「そうですか。頑張ってください」

受賞・書籍化なんて夢みたいな話ですが、なにかに期待した自分がいたのも確かです。結果、傷つきました。だってAさん、あんなに短い絵本原作すら読まず、ただただ自費出版を勧めてくるだけなんですもん。

自費出版についての賛否はここで論じませんが、しかし、今回の件はやや強引すぎるのではと感じます。