幻冬舎が闇商売を開始か? 選考委員のぶみ氏の「子育て絵本大賞」に応募した名も無い作家にかかってきた電話

とくに「西野さん」の名前を連呼していましたが、ご存知のように彼はクラウドファンディングを利用するなど自費出版としては異例中の異例のケースです。有名人でなければ通用しない荒技です。「西野さん」の名前を使って素人の作家志望に自費出版を促すのはおかしい。

また、著作権はすべての作家にとってもっとも大事な権利です。応募要項に記載がなければ、応募作品の著作権は作者に帰属するはずです。当たり前です。「お金を払えば自分のものになる」との説明は、うっかりや言い間違えでは済まされないのです。

そういえば2014年にはユニクロがオリジナルTシャツ作成サービス「UTme!」で、ユーザーがデザインした著作物の「全ての権利を無償で譲渡する」と規定し炎上したことがありましたよね。著作権って、それくらい大事なものなんです。

幻冬舎のAさん、のぶみさんや西野さんの名を汚さないためにももうちょっと勉強して、誠意ある勧誘を心がけたらいかがでしょうか?(文◎山本山尾)

※タイトル画像は『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』より

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