日テレ24時間テレビに重大なヤラセ疑惑 タイで行った“東日本大震災の死者を弔う祭り”は金を払って人々を集めたデッチ上げだった!

日本テレビからの回答は…

【PRAY FOR JAPAN(日本のために祈りましょう)】

そう書かれた垂れ幕のそれ以外のタイ文字を翻訳するのには時間がかかった。なぜなら映像では一瞬しか出てこない上に、24時間テレビはなぜかこの垂れ幕の上にテロップを入れているからだ。だが、今回なんとかここを訳すことができた。それはこのような内容だった。

『日本テレビジョンネットワーク株式会社
「N」町役場 共催
参加者募集
8078個のコムローイ飛ばし
チェンマイ県「N」町運動場にて』

お分かりだろうか? ここにははっきりと日テレと町役場が共催であることが書かれ、さらに「参加者募集」という文字も書かれていた。つまり、ボランティアで日本のために人が集まったわけではなくて、「集めた」ことを意味している。

そして、取材の中で徐々に分かってきたことは、日テレ側と「N」町役場を繋ぐ『タイ在住の日本人』の存在があることに加え、町役場側で主に暗躍していた人物は我々が訪ねた「偽装工場」の家主であることだった。その家主は、町の人から「先生」と呼ばれて慕われている。彼は「住民にお金をくれるなら」ということで、町にある小さなコムローイ屋に話を振ったわけである。

それがこの店の悲劇へと繋がるわけだが、詳細は次回『第二弾』へと譲ろう。

 

日本テレビの回答は、こちらが3つの具体的な質問を用意したにもかかわらず以下のもののみだった。

 

(回答)

「この企画は趣旨にご賛同いただいた地元の方々の協力があって、成立したものと考えております」

以上

日本テレビ社長室広報部

 

「この企画は趣旨にご賛同」というのは、今もなお苦しむ方がいらっしゃる『東日本大震災の被災者を悼む』という企画のことだろうか? それとも『コムローイのPRのためにバイト代を出すから集まって打ち上げてくれ』という企画の事だろうか。いずれにしても、このようなふざけた回答を寄越すとは随分と舐められたものだ。

この回答を見て、私たちはこの捏造疑惑をもっと掘り進めなければならないという考え方に変わった。ただ、猛省を促すことができれば…そういった我々の思惑は甘かったようだ。そういうわけでヤラセ疑惑は第二弾へと続く。

本編集部では、日本テレビに対し、「もっと真摯に、真面目な回答を」と、再度検討して頂くことを打診している。

最後に、前出のドゥアン・プラティープ財団代表の言葉を借りたいと思う。

日本テレビさん、試されているのはあなたです。素直に認めることが出来るか、強い心が必要です。(取材・文◎編集部 / 文中敬称略)

 

特報・第二弾へ続きます

 

※日本テレビによるヤラセ・捏造の情報をお待ちしています。24時間テレビ限らず、どんな番組の、どんな些細なことでも構いません。送信フォーム(https://tablo.jp/contact)から情報をお寄せください。

 

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