『やりすぎ都市伝説』パクリ疑惑 オリラジ中田敦彦さんに確かめたい「東京五輪中止を予言していた」って本当に貴方のオリジナルネタですか?

その番組とは『やりすぎ都市伝説スペシャル2014夏』(テレビ東京、2014年7月25日放送)。中田氏はそこで、徳川宗家の第16当主でありながら、明治維新によって将軍の座につけなかった「幻の将軍・徳川家達」に触れる。

維新後、政治家となった家達は1940年に開催されるはずだった東京オリンピックの組織委員会・委員長に就任。しかし周知の通り、戦争の影響によってそのオリンピックは不開催になり、同年には家達も病死してしまう。家達の死後、徳川家は急速に力を失い、住んでいた千駄ヶ谷の土地は東京都に買収されたのだという。そして2014年当時、そこに新国立競技場が建設されつつある。

「全ての夢も奪われ、土地も奪われた、あの因縁の、家達の持っていた場所で! 次のオリンピックのメイン会場が建設されている! さあ、はたして皆さん! 2020年の東京オリンピック、無事に開催されるのでしょうか! それとも、家達の怨念がそれを阻むのか!  ……信じるか信じないかは、あなた次第です!」

 

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――まさに現在のオリンピック危機を示しているではないか。

ネット上ではこの「中田敦彦の予言」が、たいへんな話題になっているそうだ。

しかし、ここで疑問を投げかけたい。

「東京オリンピックと徳川の祟り」についてのネタは、はたして「中田敦彦の予言」なのか?

本当はそれ以前から「元ネタ」がある話題ではないのか?

そこまで言い切ってしまうのには、事情がある。