『やりすぎ都市伝説』パクリ疑惑 オリラジ中田敦彦さんに確かめたい「東京五輪中止を予言していた」って本当に貴方のオリジナルネタですか?

このプレゼン自体は、当時たいへん話題となっていた新国立競技場の土地そのものに焦点を当てず、わざわざ徳川家達の人生を紹介しつつ、最後にオリンピックと関連づける構成をとっている。当時のニュースバリューからすれば、新国立競技場の話題をもっと出すのが当然なのに、最後に一言触れるだけ。これは新国立競技場をクローズアップした私の記事を意識しているため……とは考え過ぎだろうか。

さらに、そこまで心霊要素はいっさい無かったのに、ラストだけ唐突に「家達の怨念」という、私のオカルト記事で使っているような文句が挿入される。こういった不自然なところもまた、「怪しい」と感じられてしまう。
もちろん、次のような意見もあるだろう。

「たとえパクっていたとしても、都市伝説なのだから元ネタもなにもないじゃないか」

 

テレビ番組制作者は出典の明記をしましょう(基本中の基本です)

 

確かに都市伝説とは、「口裂け女」「人面犬」「ベッドの下の男」などなど……誰か一人が考えついたネタではなく、世間に広まる過程でつくられていく噂ばなしだ。「都市伝説」は誰のものでもないし、オリジナルもパクリもないだろう。

しかし「東京オリンピックと徳川の祟り」説は、巷に流布している噂を採集したもの=都市伝説ではない。私が自分一人で考えついたトンデモ説だ(面白さを狙ったトンデモ話であることは、ちゃんと自覚している)。

番組名にひきずられて、論点を「都市伝説」にカテゴライズしてしまう気持ちもわかるが、そこは明確に区別しておきたい。

そして「やりすぎ都市伝説」の上手なところは、このように「都市伝説」というワードを巧妙に混同させている点にある。「誰のものでもないんだから、うちらが勝手にネタとして使っても文句ないよね」という立場なら、インターネットで人気のネタ、オカルト好きなら周知のネタを堂々と使えるからだ。

しかし時々、そのやり方が嫌らしく感じられてしまう時もある。