「キラキラネームの子は頭が悪い」問題を考える マホト逮捕で表面化した『頭の悪さは親から遺伝する』というタブー

<中級:一度聞けば、あ〜なるほ…ど……? 編>

1.眞秀(寺島しのぶ)
2.詩歌(東貴博・安めぐみ)
3.百(小島可奈子)
4.愛音來(内山麿我)

「眞秀(まほろ)」さんは眞秀(まほ)という読みで辞書にもあり、意味は「十分である、完全である」など。さすが梨園で様々な文化教養に触れてきた寺島さんだけはありますね。こちらの頭が悪くてゴメンナサイ。

そのまま読むと「しいか」になる「詩歌(うた)」さんの命名は、昭和の視聴率100%男こと萩本欽一さんとのこと。ハイカラです!

ひゃく? いえいえ「百(もも)」さんです。ももと読むならば本来あるはずの「々」は邪魔なので取りました、ということでしょうか。小島さんといえば映画『泪壺』で魅せた艶乳(つやちち)は必見です。

「作・内山麿我さん」となれば簡単に読めるはずがないと勘づく読者も多いでしょう。お手本のようなキラキラネームは「愛音來(あねら)」さん。由来はもちろんハワイ語で「天使」。芸能人はハワイが好きです!

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<上級:えっ、そ、そうなの……? 編>

1.羽沙(庄司智春・藤本美貴)
2.昊空(杉本太陽・辻希美)
3.希天(はんにゃ川島章良)
4.孟沙孜(石井慧・林明日香)
5.海鈴、愛郁(MALIA)

「羽沙(つばさ)」さん、羽も翼も意味はだいたい同じですが、完全な学校の先生泣かせではないでしょうか。あ、でも芸能人御用達有名名門難関私立校の先生なら読めるのかもしれません。

杉浦家といえば有名なのが空シリーズ。「希空(のあ)」さん、「青空(せいあ)」さん、なんで「あ」と読ませるの!? と度肝を抜いてからの、第3子は「昊空(そら)」さん。どちらの漢字も「そら」と読み、杉浦家の集大成といったところでしょう。

それらに通ずるのが「希天(きあ)」さん。第2子以降、「天」シリーズが始まるに違いありません。

前述の内山さんと同じ勘が働くのが、『作・石井慧さん』の「孟沙孜(むさし)」さん。由来は彼が尊敬するオランダの格闘家、ゲガール・ムサシだそうですが、シンプルな「武蔵」にはしないようです。だって、芸能人は難解漢字が好きだから!

さて、『最後は「かいり」でしょう? なんだ簡単じゃないか』と侮るなかれ。答えは「海鈴(かい)」さん。鈴どこにいった? となると、「愛郁(あい)」さんと読むのは当然です。ちなみにどちらも男の子……。ワールドワイドなMALIAさんに日本の凝り固まった概念なんて通用しないのですね。

まだまだ続きます。