峯岸みなみが卒業コンサート AKB48最後の1期生の卒コン前インタビュー

 

例えば、恋愛一つでもアイドルだから「恋愛禁止なんです」というスタンスが、世の女性には響かないだろうなっていうのはどこかでありました。そういうものから外れた時に、自分の恋愛観とか結婚観とかそういうものも話せるようになると思うと、今よりも親近感を持って女性に見てもらえる対象になれるんじゃないかだろうなって思います。アイドルというものに救われていた部分もたくさんある反面、アイドルだから近づきづらい「私とは考えが合わないな」みたいに思われていたところに、何か響く女性でありたいなっていう気持ちはあります。

――アイドルは暗黙の了解で「恋愛禁止」ですけど、恋愛とアイドルの両立についてはどうでしょう?

峯岸さん:難しいですね。アイドルを一生懸命やることが恋愛をしないことになるという理論は納得できます。自分も13歳でアイドルを始めて、学生生活に恋愛の「れ」の字もなかったというか、興味がなかったんです。

活動がめちゃくちゃ楽しかったし、忙しかったというのもあるので、プライベートなことにうつつを抜かしている時間がホントになかったんですよ。なので、その理想像というか、アイドルとして充実している。イコール恋愛していないっていうのは方程式としては成り立つなと思います。

だから、今の後輩たちに恋愛するなとは思わないし、しちゃいけないとも思わないけど、恋愛に興味がないぐらいAKB48が楽しくて頑張れていたらめちゃくちゃハッピーだよねって思います。

 

「こうして劇場にいるとエモい気持ちになります」
「こうして劇場にいるとエモい気持ちになります」

 

――なるほどです。後輩の方からそういう相談ってされたりしますか?

峯岸さん:恋愛相談はされたことないですね、言いづらいんじゃないですかね(笑)。みんな話してくれないです。「立ち位置が」とか「選抜が」という相談はわりと受けますけど。

――1期生の方だと敷居が高いんですかね。

峯岸さん:話が合わないと思いますよ!(笑)。

――12~13歳の子とかいますからね。

峯岸さん:お母さんにはそういう話はしづらい、みたいな感覚だと思います(苦笑)。

――いえいえ! それは無いでしょう。話が変わりますが峯岸さんの好きな曲は?