峯岸みなみが卒業コンサート AKB48最後の1期生の卒コン前インタビュー

 

――この後、込山チームK公演が始まるわけですが、それも含めて青春だったとか。

峯岸さん:そうですね、青春といえば青春でもあり。でも言葉にするとちょっとカッコよすぎちゃうんです。普通に生活というか人生というか。一番多感な時期にAKB48に入って15年なので当り前になっちゃってました。

――なるほど。そしてこれから、アイドルから一人のタレントさんになっていくわけですよね。

峯岸さん:楽しみですね。今までAKB48のおかげで自分の名前とか活躍の場を広げられたと思います。どこに行ってもAKB48ありきの私だったのですごく感謝している部分もあるし、AKB48だからっていうのが良くも悪くもありました。

20代前半に卒業するメンバーもたくさんいますけど、私は世間的にも大人とされている28歳の年に卒業するのは、一気に自分の幅が広がるというか。自分がどういうタレントになるのかっていうのが楽しみです。

 

 

――思い描いているタレント像はあるんですか?

峯岸さん:子供の時は、歌って踊れるアーティストになりたかったんですよ。AKB48に入ってみたらバラエティに多く出させていただくようになったりして、自分が思っているのと人が受ける印象って全然違うんだなっていうことをすごく学びました。

そういう現実を知って、自分のやりたいことを通していく難しさも知りました。卒業してから、こうなりたいって言ってなれるものではない、と思っているんです。例えば簡単に「私はこれから女優になります」と宣言するものではなくて、頂ける仕事のなかで何かを頑張っていれば、そこから何でも出来るという気がしています。

私に求められてることがあるなら、それを精一杯やっていって何か一つでも世間に刺さったり、誰かの心を動かしたりした結果、思い描いていた自分になれるような気がしています。

――タレントさんと同時に一人の女性でもある訳じゃないですか。今のお答えを聞いて自分が一人の女性として、どう成長するかっていう楽しみもあるという受け止め方をしたんですが。

峯岸さん:今までは一応アイドルという枠組みのなかで活動を……問題児ではあったと思うんですけど(苦笑)、こういうことは言っちゃいけないだろうなとか、一応自分の中ではありました。でもアイドルという枠組みを外せば、28歳の女性でもあるので、自分の本来の面白さとか、本来の素質みたいなものが出ていくんじゃないかなと思います。そういう意味で同世代の女性に共感してもらえるような人になれたらいいなと思います。

 

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