峯岸みなみが卒業コンサート AKB48最後の1期生の卒コン前インタビュー
峯岸さん:ホントにたくさんの曲を歌わせていただいてるので難しいですね。でも今、この撮影で劇場を見渡してみたりロビーに立ってみたりして、こうやってまじまじとこの空間を見ることがなかったのですごくエモい気持ちになって、寂しいなと思いました。景色とか空気が15年前とほとんど変わってないんですよね、この劇場って(しみじみ)。ここでメンバーと振り合わせしたり泣いたりしてたなとか、客席からステージ観てるときあったなとかいろんなことを思い出したときに流れた曲は……『桜の花びらたち』です。
――これもよく聞かれるかもしれないですけど、15年間で一番笑った事って何でしょう?
峯岸さん:「一番シリーズ」がホントにわからないんですよね(笑)。
――この質問はスルーしましょう(笑)。
峯岸さん:いえいえ。一番笑ったこと……。人生の最高の瞬間なんだろうな、と思ったのは『フライングゲット』でレコード大賞獲った時です。大賞が決まって、最後に大賞曲だけもう一度歌唱ができるじゃないですか。そこで『フライングゲット』を歌ったときに、記憶が正しければキラキラな紙吹雪が舞っていたと思うんですけど、夢なのか現実なのかわからないっていう感覚を初めて味わって、忘れられない瞬間でした。
そのあと、打ち上げで秋元先生をはじめ、関係者さんとかメンバーで集合写真を撮る時にみんなが集まっていく姿をボーッと一人で見ながら、これが思い出になっちゃう事がすごく寂しくてずっと今が続けばいいのにと、心に残った1日でしたね。
――目に浮かぶようです。4月2日の横浜アリーナでの卒業コンサートに向けての意気込みをお伺い出来ますか。応援してくれたファンの方にどういう自分を見せたいみたいなことはありますか。
峯岸さん:自分が卒業コンサートをやらせてもらえる立場ではないって、ずっとどこかで思っていました。なので、卒業が決まったら劇場でスッと卒業するんだろうなぐらいに思っていました。それをたかみな(高橋みなみ)とかはるな(小嶋陽菜)に言ったら、二人が「それは絶対もったいない。15年もやってきたんだから絶対に大きい箱で私たちも見届けたい」って言ってくれました。
それに背中を押されて、今回こういう運びになってすごく光栄だなって。なので、自分の思い出がいっぱい詰まった過去のAKB48から、自分を支えてくれた今のAKB48にバトンを渡せるようにしたいです。
例えば、レジェンドメンバーと次世代メンバーが絡むシーンがあったり、昔から応援してくれた方も今のAKB48が好きな方も、何度も気持ちが高揚する瞬間があるように。
「峯岸、ここまでやってくれてありがとう。AKB48はやっぱ良いね」って思ってもらえるような、そして自分のファンの方にはとにかく感謝の気持ちが伝わるような、関わってくれたみんなが嬉しいコンサートが作れたら最高だなって思います。
――泣いちゃいそうですかね。
峯岸さん:さすがにちょっとこらえられないと思いますね(苦笑)。曲で思い出す背景がすごくあるので、曲がかかった時点で危ないですね。