未だに増加する振込詐欺被害 電話をかけたらこうなりました 詐欺集団とのリアル・バトル|久田将義
僕「そちらは登録データが残っている。僕はデータがないと言っている」
ホ「僕らも電話業務をしていてこの人は本当の事を言っているとかわかるんです。貴方はそうなんだとは思います。またお客様によっては不安を抱かせてしまう事もあります」
僕「不安はないんですよ、本当に。ただ不思議だなと。つまりお話を聞いていると全くない所から色んな名目の金額が出てきたじゃないですか。実は一年半前のデータってのはないはずなんですね。書面をお待ちくださいというならお待ちしますけど。長くなってすみません」
ホ「いえ、僕の方も分かりあえたって言ったら変ですけど、」
分かりあえてはないと思います!
ホ「逆にいいお話を最後に出来て気持ち良く終われそうだなって良かったんでけすけど。ただ登録データが残っているので……」
僕「うーんと、では僕も最後に。申し上げにくいんですけど2010年にはこの携帯使ってないんですよ。なぜならこの携帯は今日、新品で購入したからです。だからあり得ないんですよ」
ホ「え?……(沈黙)はいはい。なるほど……。もしよかったらなんですけど今回、今日初めてなんですよ。このケースは。もしよかったら会社に確認を取らせて頂いていいですかね。本日は遅くまで仕事していらっしゃいます?」
慌てて電話を切ろうとするホリモト氏。
僕「お電話して頂くには構いませんよ。お待ちしてます」
「もうメールするなよ。他の人にも」とつぶやきながら電話を切ります。後に分かった事ですが、同じ文面のメールが僕の中学高校の同級生にも来ていました。つまり僕らの中学か高校の卒業名簿を手に入れた業者がいるらしい訳です。名簿こそが、振込詐欺の命といっても良いでしょう。
「最終通告」「提訴」といった単語が混じっていたら要注意です。(文◎久田将義 「ニコ生タックル」ブロマガより加筆)
ニコ生タックル http://ch.nicovideo.jp/hisada