「誰にも媚びない」総合格闘家 朝倉未来選手(YouTuber) 格闘技界は朝倉未来・海兄弟を中心に回り始めた|聞き手・久田将義
「YouTuberが実は格闘家だったというコンセプトの方が伸びるかな、と」
――YouTubeの登録者がいま20万人(8月末現在)超えました。始めたきっかけは何だったのですか?
朝倉未来選手(以下・朝倉選手) 自分で始めました。ずっとやりたいなとは思ってたんですけど。
――僕は1回目から拝見してました。「皆さまごきげんよう」(と朝倉選手が番組の最初に挨拶する)がキャッチーだなと思ったんですけど、あれはどなたが考えたんですか?
朝倉選手 俺が考えました。
――あのつかみはバッチリですよね。最初に手応えを感じた企画っていうのは「ケンカ自慢」(地元の豊橋で道端にたむろしている不良少年に「君たち喧嘩強い?」と朝倉選手が訪ねて道場で片っ端からスパーリングする企画)からという感じですか?
朝倉選手 ええ。最初から手応えは感じてましたね。
――1回目から登録者数もすごいし。
朝倉選手 そうですね。すごいスピードで伸びていったし、動画を作り始めたときに自分は才能あるなと思いましたね。
――なるほど。企画がとにかく面白いのですが、あれは運営スタッフさんとで考えられてるんですか?
朝倉選手 9割は僕が考えてます。
――え!? じゃあ「ケンカ自慢」企画とかも?
朝倉選手 僕が考えました。
――それは凄い企画力です。ところで最近、格闘YouTuberが増えてると思うんですけど、他の格闘YouTubeの方と違ったように見せるための工夫もされてるんですか?
朝倉選手 もちろんそうです。
――どんな点を違うように、と思いました?
朝倉選手 「YouTuberが格闘家だった」というコンセプトにしようと思いました。格闘家がYouTubeをやっている感じだと伸びないと思ったんですよね。普段のトレーニングとか食事とかっていうのは格闘家そのものを映してるというか。それだと再生回数が伸びないなと思って。いわゆる「普通のYouTuber」になってみて、そして「YouTuberが実は格闘家だった」というコンセプトの方が伸びるかな、と。
――なるほど。YouTubeを観て朝倉さんのファンになった方っていうのも少なからずいるわけですよね。
朝倉選手 たくさんいますよ。
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