「お金がない…」を理由に犯罪に走る老人の裁判は毎日のように行われている “明日、死ぬかもしれない”という人々に虚しく響く裁きの声
2019年6月、金融庁の「老後資金が2000万円不足する」という報告が話題になったことはまだ記憶に新しいと思います。その後、経産省が出した試算によると余裕のある老後を過ごすには2895万 ...
中学生の頃から大麻を吸ってきた男(27)が手を出した理由が深刻だった 簡単に入手できるこの国で彼は絶つことが出来るのか?
成瀬一徳(仮名、裁判当時27歳)にとって被告人として法廷に立つのは3度目のことでした。過去の2回はいずれも大麻取締法違反、そして今回もまた同じ罪名での裁判です。 2回目の裁判では懲役8か ...
ホームレス画家が逮捕 実家が裕福だったことがバレる 生活に困り果て思い付いた犯罪 裁判官の助言にも「今度は計画的にやります」
山田佳林(仮名、裁判当時26歳)は半ば衝動的に実家を飛び出しました。 「実家で生ぬるい生活をしていたら、私の夢は絶対に叶わない」 彼女は画家になることを夢見ていました。美大を卒業後、ギャ ...
「超ド変態 でかクリ 淫乱様」 顔が分からないから妄想が膨らんだ? 面識のない女性に猥褻な手紙を投函し続けたストーカー裁判の判決は
ストーカー規制法で起訴された秋山欣央(裁判当時46)は被害女性Aさんとは全く面識がありませんでした。挨拶程度の会話すらしたことがなく、Aさんからすれば完全に知らない人でした。 ある日、彼 ...
「女性が嫌がるとは考えられない」 匂いを嗅ぎ、精液をかけ続けた男・調理師専門学校生30歳の言い訳とは
都内にある大型雑貨店で商品を見ていた被害女性Aは、背後になにか違和感を感じて振り向きました。彼女のすぐ後ろに、陰茎を露出し握りしめている見知らぬ男が立っていました。 関連記事:焼き肉屋で ...
117キロでガードレールに衝突した合コン帰りの男 その時、偶然近くにいた新聞配達から帰宅する中国人留学生が……
カラオケ店での合コンを終えた荻野和真(仮名、裁判当時23歳)が女性を車で家まで送った時、すでに明け方の6時頃でした。これから家に帰ってすぐに運送のバイトに行かなければなりません。 「疲れてたので早く帰 ...
綾瀬女子高生コンクリート殺人の主犯格・湊伸治被告が傷害罪での第六回公判で見せた“反省”と“被害妄想”
綾瀬女子高生コンクリート殺人、あまりの残虐さに今もなお語り継がれる凶悪事件です。その主犯格の1人、当時少年で今は46歳になる湊伸治が再び事件を起こし裁判を受けています。 事件の内容は二人組の男性とケン ...
還付金詐欺の「出し子」が裁判で吐露した“逮捕されても抜け出せない地獄” こうして犯罪者は次の犯罪に手を染める
窃盗未遂の罪で裁判を受けていた黒沢健太郎(仮名、裁判当時40歳)には数年前にも窃盗未遂罪での前科がありました。前回裁判では懲役2年4ヶ月の実刑判決を受け服役をしたにもかかわらず彼は再び同じ罪を犯し捕ま ...
焼き肉屋で4年間無給で働かされていた男が高級酒を万引きで逮捕 法廷は男をどう裁いた?
吉田三郎(仮名、裁判当時49歳)は被害店のスーパーでは以前から万引きの常習犯としてマークされていました。盗む商品はいつも高額なウイスキーです。 そこまでバレていれば捕まるのも時間の問題です。ある日、と ...
人生をやり直したい…40歳になって猛勉強し大学まで行った男がなぜ生活保護をもらい犯罪を犯すまで堕ちたのか
高校中退後、警備員等の職を転々とし逮捕される6年前から生活保護で生活。 「犯罪による収益の移転防止に関する法律違反」という罪で起訴された澤井潤一郎(仮名、裁判当時60歳)の簡単な来歴です。 「つい贅沢 ...
マルサの男 東京国税局査察官が職権濫用で離婚協議中の妻のプライベート情報を入手し公開裁判へ
「虚偽有印公文書作成・同行使」、「公務員職権濫用」の2つの罪で起訴されていた近藤哲史(裁判当時35歳)は犯行当時、東京国税局査察官、いわゆるマルサとして勤務していました。 犯行内容は、職務上与えられて ...
意識のない客を連れ回しカードを使いまくり公園に放置 裁判で明らかになった「ぼったくりバー」の最悪最低の手口
以前にキャバクラ店従業員として働いていた手島智宏(仮名、裁判当時22歳)は、婚約者の妊娠をきっかけにキャバクラを辞め昼の仕事に就くために就職活動をしていました。しかしなかなか就職先は見つからず、「昼の ...
「100円ちょうだい…10円でもいいや…」 カッターナイフを手にしたこの強盗男は“あなただった”かもしれない
川井久雄(仮名、裁判当時54歳)がタクシーで交番に乗り付けたのは深夜3時過ぎのことでした。交番にいた警察官に彼は、 「強盗してきた」 と告げました。 参考記事:会社で毎日罵倒され、恋人にも「人間のクズ ...
人は薬物を「使いたい」と思った時に家族や恋人を忘れる 「本気」や「土下座」など関係ない 法廷で裁判官が語った“麻薬というものの怖さ”
小島大河(仮名、裁判当時21歳)は高校中退後、キャバクラ従業員などの職業を転々としていて裁判時は無職でした。父、祖母、交際相手と同居していて、少年時にバイク窃盗など2度の非行歴があります。 彼が起訴さ ...
無免許運転で裁判 男は「彼女に免許持ってないとバレたくなかった」と発言し、検察官が激怒
川崎拓哉(仮名、裁判当時44歳)が初めて運転免許を取得したのは彼が22歳の頃でした。しかし彼は交通法規を守って運転する人間ではなかったようで、32歳の時に免許は取消になりました。その時点で交通違反歴は ...
建設現場が嫌になり逃走しホームレスになった男が賽銭泥棒で逮捕 裁判で問われた42歳の将来
深夜、人気のない神社境内に伊良部隆史(仮名、裁判当時42歳)は忍び込みました。手には軍手を着け、以前働いていた解体現場から盗んだバールと懐中電灯を握りしめていました。 事前の下調べでこの神社には防犯セ ...
ハプニングバー摘発で客と従業員が逮捕 経営者の男がなぜ違法店を再開させたのかを法廷で語る
橋本章人(仮名、裁判当時40歳)が経営していたお店は、摘発を受けて閉店するまではかなり人気があったようです。人気がありすぎて目立ちすぎたから摘発された、と言っている人もネット上にいました。 彼が経営し ...
酒に酔って人を殴る人間は一体どんな思考回路をしているのか 傷害事件での裁判で被告人が見せた酒への偏愛
傷害と公務執行妨害の罪で裁判を受けていた西岡兼司(仮名、裁判当時23歳)は、まだ大人になりきれていないような幼さの残る顔立ちでしたが、建設業の会社を営む経営者でした。未成年時には前科があります。それで ...
異様な裁判 綾瀬女子高生コンクリ殺人事件の主犯格の一人が法廷で見せた悪態 「でっちあげ」発言も
先日、足立区の端、北綾瀬駅から徒歩で10分ほどの場所に位置する住宅街を訪れてきました。行ったのが土曜日の昼過ぎだったこともあり、公園にはボール遊びをする子供たちの姿が見えました。 幹線道路から少し離れ ...
治療による効果は「全く無かった」と法廷で語る被告 女性を恐怖に陥れる痴漢・性犯罪者は治らないのか?
痴漢などの性犯罪、そして万引き、非常に再犯率が高いとされている犯罪です。金澤幸一(仮名、裁判当時58歳)はこの2つを幾度となく繰り返してきました。電車内での痴漢で前科3犯、公然わいせつが4犯、そして万 ...
「生きにくい」…ということにさえ気付かない人もいる 覚醒剤の後遺症でコンビニで暴れた男の裁判
写真はイメージです 神田敬太(仮名、裁判当時65歳)は事件現場となったコンビニに入店するとすぐに従業員に怒鳴りつけはじめました。その時店にいた二人の従業員はいずれも外国人の若い女性でした。 「1時間前 ...
上の階の住人が深夜に出す騒音で精神を病んでしまった男が取ってしまった行動とは |裁判傍聴記
下の階の者はさぞかし辛かったのだろう(写真はイメージです) 八木沢史生(仮名、裁判当時41歳)は毎晩眠れない夜を過ごしていました。不眠の原因は真上の階に住む住人の出す騒音です。 どんな人が住んでいるの ...
『レーザーポインター男』裁判を傍聴 危険運転を犯しバス運転手へ危害を加えた男の未来とは
写真はイメージです ここ数年、交通トラブルから事件を起こす人のニュースをよく目にします。ドライブレコーダーの普及がその要因だと思います。 浅川善紀(裁判当時39歳)が暴行、威力業務妨害で起訴された事件 ...
埼京線で女子高生を陵辱した男の正体が裁判で明らかに 10年前も性犯罪で服役していた過去
写真はイメージです 午後8時半、混雑する埼京線下り電車の車内で事件当時高校生だった少女は見知らぬ男に身体を触られ続けられながら恐怖で助けを求める声は挙げられず、じっと耐えていました。身体をよじるなど彼 ...
会社で毎日罵倒され、恋人にも「人間のクズ」と言われた男(49)が”刃物”を持ち最期に向かった場所とは
角中亮(仮名、裁判当時49歳)と被害女性は平成25年末から交際をしていました。年齢は同じくらいで、一度は別れたこともありましたが平成26年11月によりを戻し交際を続けていました。被害女性は彼のことを知 ...
職場の同僚女性を好きになった男 自宅を見張り生理用品さえ持ち帰ったというストーカー裁判を傍聴
こんな風に見張られているとしたら...(写真はイメージです) ストーカー規制法で逮捕されたことで金森晴哉(仮名、裁判当時51歳、婚姻歴なし)は、大学卒業後30年も勤めた会社を退職せざるを得なくなりまし ...
部屋にいたらピカッ! 驚いてカーテンを開けたら、そこには知らない男が… 真相は裁判で明らかに!
被害女性は事件発生時を振り返って、 「本当に気持ち悪かったです。もう今住んでいるアパートからは引っ越そうと考えています」 と供述していました。 事件発生時、時刻は午後8時くらいでした。彼女は自宅で過 ...
自転車泥棒(61歳)の裁判を傍聴 「競艇場に行く”仕事”のため」とクズのような理由を述べた彼は今――
路上に停めてあった自転車を盗んだ、として窃盗罪で起訴されていた椎木良紀(仮名、裁判当時61歳)には、窃盗の前科がありました。今回の犯行はその前科の執行猶予期間中の犯行です。 前回は、生活苦から他人の財 ...
「新宿マナザ」裁判 家族のために日本で売春をさせらた女性と雇用主の日本人 法廷で語られた真実とは
この空の下で... 大塚の個室マッサージ店の従業員で「マキ」という源氏名で働いていたナパポーン・メーティター(仮名、裁判当時23歳)の国籍はタイで、日本には短期滞在資格で来ていました。短期滞在資格での ...
なぜ騙される? 架空の投資会社「SENER(セナー)」が数十億円の詐欺被害を出した裁判を傍聴しました
金融商品取引業の登録を受けずに米国の投資会社「SENER(セナー)」をかたって出資を募ったとして金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで柴田千成、古川慎、植木貴裕、道端真志、伊藤公一、芳 ...
ピエール瀧容疑者はこのあとどう裁かれるの? 裁判傍聴人が今後の予定の解説・量刑の予測をします
俳優のピエール瀧さんがコカインを使用した容疑で逮捕された、という報道がありました。詳しい状況は現段階では何もわかりませんが、もし実際にコカインを使用していたのであれば麻薬及び向精神薬取締法で起訴され2 ...
雑誌専属モデルで歌手だった女が10年も覚醒剤依存 裁判で明らかになったADHDと母親との軋轢と…
15歳の時から女性向けファッション雑誌の専属モデルとして活動し、また別名義でミュージシャンとしても精力的に活動していた成本結菜(仮名、裁判当時27歳)が法廷で見せていた表情は当時の映像や写真に映ってい ...
お金ちょうだい… 深夜の路地、包丁を持った男にこう後ろから声をかけられたら 裁判で語られた恐怖
細川大河(仮名、裁判当時21歳)は中学卒業後、鉄筋工や解体工などの職を転々としていましたがどこも人間関係がイヤになってすぐに辞めてしまい長続きしませんでした。 母親と仲違いして実家を飛び出してからは漫 ...
裁判で「立教大学には知られていないから卒業したい」と語る男 被害者は顔面多発骨折で重症
検察官が証拠として提出した映像は犯行時刻が深夜であったこともあってあまり鮮明でなかったものの、西野和哉(仮名、裁判当時21歳)が仰向けに倒れている被害者の男性(当時22歳)に馬乗りになって顔面を何発も ...
放火罪で逮捕された息子が語る呆れた言い訳に思わず裁判傍聴席で泣き出す母親
写真はイメージです 小林祐介(仮名、裁判当時29歳)の母親は証人として出廷するために広島から上京してきました。彼女は息子の長所を「人懐っこくてやさしいところ」、短所を「楽な方へ逃げていくこと」と話して ...