大好きだった“友人のせい”で覚せい剤をまた始めてしまった男 一度使えば完治することは絶対にない恐怖の麻薬
寺嶋悟(仮名、裁判当時62歳)が初めて覚せい剤を使用したのは30年ほど前、まだ元号が昭和だった頃でした。それ以後も、彼は何度も逮捕され服役も経験しましたがなかなか覚せい剤から抜け出せずにいました。 そ ...
マッチングアプリで出会い即日性交した男性が動画を盗撮 あなたがもしも「脅迫」されたら|裁判傍聴
なぜ女性は「了承」してしまったのか 井上悠太(仮名、裁判当時24歳)と被害女性はマッチングアプリ上で知り合いました。 お互いのプロフィールや投稿に対していいねを付けたり返信をしたりするうちに意気投合し ...
パワハラで心を壊された女性が行き着いた「仕返しをしなくてはいけない」という境地 そして彼女は裁判にかけられた――
「仕返しをしなくてはいけない」 永野美和(仮名、裁判当時33歳)は大学卒業後、いくつかの職を転々とした後に名古屋にある医療機器メーカーで勤めはじめました。しかしそこは上司である「ワタナベ」という男のパ ...
丸ノ内線内で女子高生に向けて体液を発射させた男の裁判 検察官の「病院行った方がいいんじゃないの?」に男が答えた内容が最悪だった
周りに中止されながら発射 普段は副都心線で通勤している黒木利晃(仮名、35歳)はその日の朝、何故か丸の内線に乗り込んでいました。もちろん通勤のためではありません。 彼は以前に2回、電車内での公然わいせ ...
年末年始がコロナ対策の「大連休」になることにより犯罪に走るしか生きる術を持たない人々が存在することを西村大臣は知っているか
突然、生活に困窮する人が必ず出てくる 先日、西村康稔経済再生担当相が新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために年末年始の休みを1月11日の成人の日まで延ばすよう企業に要請すると発表したことがニュースになっ ...
「もうどうでもいい」刑務所を出たばかりの宮崎(69歳)が速攻で食い逃げした令和という社会 ずっと真面目に生きてきたのに何故?
この社会は悪夢なのか 「もうどうでもいい」 刑務所を出たばかりの宮崎(69歳)が速攻で食い逃げ 令和2年6月20日、宮崎嘉純(仮名、裁判当時69歳)は新潟から高速バスで東京にやって来ました。目的は特に ...
「気持ちよかったよ」 ガスの点検を装い妊婦を強姦 無抵抗の女性に膣内射精した後に言い放った犯人の言葉 絶対に室内に入れてはいけない!
先日、ガスの点検を装って家屋に侵入し金銭を奪う、という手口の強盗事件が立て続けに起きているという報道がありました。 この報道は大きく取り上げられましたが、このような手口での犯行は最近になって急に発生し ...
裁判傍聴 飯塚幸三被告は歩くのもままならないのに「なぜ」車を運転したのか 道交法裁判の被告が共通して口にする言葉
先日、飯塚幸三被告人の公判が始まりました。被告人が無罪を主張したことが世間を大きく騒がせましたが、それよりも気になったことがあります。 被告人は初公判では車椅子で入廷していたと聞きました。また、ワイド ...
「簡単なバイトしない?」に要注意! 知らずに巨悪事件に加担して気付けば法廷 被告が証言台で語った後悔|裁判傍聴
2019年末、東北電力は会員制ウェブサービス「よりそうeねっと」で不正アクセスがあり、顧客44人のポイント計14万1000円相当が小売店などで使える電子マネーや共通ポイントに交換されたと発表しました。 ...
毎日どこかで起きている「プチ座間事件」 知らない男に着いていく女の深層心理とは? ナンパの最終目的は「性交」と語る被告人|裁判傍聴
スカウトを装ってナンパ 成田稔弥(仮名、裁判当時37歳)はだいたい週に1回はナンパのために街へ繰り出していました。しばしばナンパに成功することもあり 肉体関係を持つこともありました。彼には4年前から交 ...
女子高生と避妊具無しで性行為をした男の末路 あなたも必ずこうなります 「ムカついたからインスタに晒してやろうか」|裁判傍聴
種市優樹(仮名、裁判当時27歳)は取り調べ段階では自分にかけられた容疑について、 「事件に関してはよく覚えてない」 「被害者と会ったことはあるかもしれない」 「被害者を自宅に呼んだかどうかも、セックス ...
セクシービデオと現実を混同!? 痴漢の常習犯が語る何をしても脱け出せない “沼”|裁判傍聴
佐野義英(仮名、裁判当時58歳)は平日の午前8時頃にJR千葉駅の改札を通り総武線上りの電車に乗り込みました。通勤ラッシュの時間帯です。 裁判で彼は、 「東京がどうなってるか確かめたかった。街を巡りたか ...
「帰るわけにはいかない…」 外国人技能実習生が日本で稼げなくなったら“やること” これが『先進国』の姿なのだろうか
数年前から外国人技能実習生の失踪が大きな社会問題となっています。失踪する実習生の人数は毎年数千人にのぼります。失踪の理由は様々ですが、不満を抱えて受け入れ先の企業から逃げ出してしまう実習生は後をたちま ...
女性注意! カフェで自分を凝視する老人 ふと下半身に目をやると……ギエエエ!! 防犯カメラには恐ろしい光景が…|裁判傍聴
藤岡秀平(仮名、裁判当時79歳)には前科がありました。平成4年、6年、14年、16年、17年に逮捕され、17年に捕まった時には懲役6ヶ月の実刑判決がくだされました。それから10年以上、彼 ...
「宇宙の真理、オレ発見したわ」 大発見をしたお爺ちゃんが銃刀法違反で逮捕されたワケ 警察は“そこまで”暇じゃなかった|裁判傍聴
およそ10年前のことです。新林修(裁判当時77歳)は宇宙の最終真理を発見しました。 法廷では彼が発見したというその「宇宙大規模構造形成根本原理」について熱弁を振るう場面もありました。 「常識的に、宇宙 ...
なぜ…4人の子どもを育て上げた母親が万引き 独立した子どもたちも知らなかった秘密 全てを失ってしまった母親の姿|裁判傍聴
清田秋江(仮名、裁判当時63歳)には、平成17年から18年の間に複数回万引きで謙虚された前歴がありました。夫と離婚し、女手一つで4人の子供を育てていく中で経済的に困窮して万引きをしてしまったのです。 ...
「嘱託殺人」の結末 彼女の首を絞めている内に音が聞こえなくなり… “添い寝”店で出会った二人に訪れた別れのとき|裁判傍聴
事件現場は都内のラブホテルの一室でした。岩下あや(仮名、裁判当時23歳)がベッドに横になっている大谷美和(仮名)の上に馬乗りになって首に手を添えると、美和は微笑みながら言いました。 「ど ...
危険ドラッグを輸入した会社役員(52歳) セックスドラッグとして使用か 違法と知りながら止められない深い快楽|裁判傍聴
2007年、旧薬事法改正によりセックスドラッグとして知られていたラッシュが指定薬物となり、業者による販売が違法となりました。2014年からは個人でラッシュを輸入することや所持、使用も違法 ...
職場で先輩に虐められていた男性が空き瓶で反撃 しかし、どんな事情でも裁判は情けなしで襲いかかる
その日、都内の焼き肉レストランで金田和也(仮名、裁判当時24歳)と同僚のアベ、スガノ、ムラタは食事をしていました。仕事終わりに、アベの誕生日を祝うという名目で4人は集まったのです。 同じ ...
「このままでは殺される」 息子のDVに耐えきれず父親(67歳)が訴え 弱者への暴力は決して許されない|裁判傍聴
白鳥正人(仮名、裁判当時35歳)には傷害の前歴が2件ありました。その2度とも捕まった後で「もう暴力は振るわない」という旨の誓約書を書いています。2通の誓約書が守られることはなく、彼は3度 ...
供述がコロコロ変わる強制わいせつ犯 なぜか被害者に対して「許せない」と発言 その真意とは|裁判傍聴
刑事事件の裁判を傍聴していると、 「絶対に許せません」 というフレーズを耳にすることがたびたびあります。これは被害届の定型文のようなものであって、被害者が実際には大して怒ってない場合でも被害届ではだい ...
「クソ野郎が!」 駆けつけた警官2名をぶん殴った70歳 投石で窓ガラスを割りまくるが破壊された神社は訴えず!|裁判傍聴
何か嫌なことがあって落ち込んでいたりイライラしていたり、精神的に不安定な時。 こんな時にお酒を呑みたくなる人は多いと思います。こんな時のためにお酒はあるのではないかという気さえします。 ...
「ホームレスの方がマシ」 施設を飛び出し、万引きで逮捕 男が裁判で語った生活保護施設の実態とは?
傍聴席から見た小柄で細身の西巻秀平(仮名、裁判当時54歳)の姿は、どこか神経質そうな雰囲気が漂っていました。 彼はコンビニでスポーツ新聞とタバコを万引きしたという窃盗罪で裁判を受けていま ...
営業に行ったら性暴力の被害に 立場を利用した卑劣かつ悪質な犯行 女性が感じた恐怖を自称天才編集者にも知ってほしい|裁判傍聴
三浦祐介(仮名、裁判当時26歳)がいきなり立ち上がり窓のカーテンを閉めた時、被害女性は大きな不安を抱きました。それでも自然な風を装いながら話を続けました。相手が「お客様」だからです。不安 ...
「早く財産を引き渡せ」 息子が母親を殴打し三度目の逮捕 それでも息子をかばう母親 虐待は繰り返される…|裁判傍聴
平成27年に傷害罪、30年に暴行罪で検挙された福澤正勝(仮名、裁判当時61歳)は令和2年に再び暴行罪で検挙されました。被害者は三回とも同じ人物です。今回の犯行時、86歳だった実母でした。 ...
バイト先でアイロンを押し当てられ重傷 「ふざけただけ」の加害者を検察官が糾弾 「被害者の気持ちわかりますか?」|裁判傍聴
イギリス出身のランビール・ダワン(仮名、裁判当時39歳)は平成18年に来日し永住資格を取得して以降、ずっと日本で暮らしていました。 彼は平成26年から都内のホテルで働いて生計を立てていま ...
「カート抜け」 清涼飲料水一箱をレジを通さず盗んだ男 裁判で語られた動機は「新商品と書いてあって、欲しくなった」
私が裁判傍聴の際に取っているメモには、法廷に入ってきた服部勇士(仮名)の第一印象が「25歳ぐらい。肥満」と書いてあります。童顔というか、どことなく幼さが残る顔立ちを見てそう書いたのですが ...
「あの人なら、殴ってもいい」 物腰柔らかな青年が法廷で放った衝撃発言 何が彼をそうさせたのか?
傍聴席から見た中後大樹(仮名、裁判当時39歳)は、顔立ちも物腰もとても穏やかそうに見えました。発言する際も慎重に言葉を選びながら丁寧な言葉づかいをしていたのが印象深かったです。 その姿か ...
高級食パンが評判のパン屋には万引き癖が… コロナ禍で大打撃を受ける今、彼は衝動を抑えられるのか?|裁判傍聴
都内に以前からとても評判になっている一軒のパン屋があります。この店の目玉商品は食パン。1日に10本ほど数量限定で販売される食パンは1斤1000円という値段にも関わらず、すぐ売り切れてしま ...
コロナ禍で不平不満ばかりの世の片隅…平時から誰にも助けてもらえない“障害者” 50歳過ぎで生活保護の存在を知る|裁判傍聴
「まだ酒が残ってて、捕まった直後は『やってない』と言ってしまいました。たまたまぶつかったふりをして触ろうと思ってさわりました」 夕方5時過ぎ、浅草の路上でいきなり見ず知らずの女性の陰部を ...
何を信じればよいのか! 役所が困窮者に『貧困ビジネス』施設を紹介! コロナ禍において決して他人ごとではない!|裁判傍聴
「新宿に行こう」 吉鶴龍太郎(仮名、裁判当時58歳)はそう思い立ち歩きだしました。目指す場所は新宿西口公園。そこには手配師のような人間がいて仕事の斡旋をしてもらえるという噂を聞きつけたの ...
もしも、不法滞在中の外国人がコロナに感染したら…? ベトナム人女性の裁判で感じた日本が抱えるリスク
留学生資格で平成27年に来日したベトナム人女性のミン・ホアン(仮名、裁判当時24歳)は、日本語学校を卒業した後に美容の専門学校に通いはじめました。 「私は日本が好きです。日本での生活も好 ...
「お母さんに怒られたので裁判しました」 中学1年生とアプリで出会い肉体関係を結んだ男 あまりにも意地悪な検察官の質問に彼は…
立花佳佑(仮名、裁判当時22歳)が被害者の女性と知り合ったきっかけはゲームのアプリです。ゲーム内で意気投合した2人はラインを交換し直接会うことになりました。その後カラオケや食事に行くなど ...
妻も娘もいる痴漢が言う「相手は嫌がっていなかった」は常套句か 好みの女性だから陰部を触ってもいいと理解した男が裁判所で発した呆れた言葉
「この人痴漢です!」 電車内で被害者の女性(事件当時32歳)に声を挙げられ腕を捕まれた時の心境を初芝宗一(仮名、裁判当時54歳)は、 「頭が真っ白になった」 と語りました。女性が声を挙げ ...
就寝中の女性(17)の部屋へ侵入・盗撮・身体への接触… 彼女が目を開けなかったのは「家族」の関係が壊れてしまうから……|裁判傍聴
早朝の7時前、被害者の女性(事件当時17歳)は自宅で就寝中でした。そこに犯人の男がやって来ました。男は被害者の着ていたタンクトップを捲り上げました。手にはスマートフォンを持っています。男 ...
減刑してはならない! 15歳児童を1回35,000円で貪る設計事務所経営者(62)の裁判 「身体も“反応”も大人だった……」
都内で設計事務所を営む横田忠一(仮名、裁判当時62歳)は、本業をこなしながら町会の仕事や学童保育OBとしての活動に精力的に取り組んでいました。生活も安定していて、妻子とともに何の問題もな ...
「めんどうくさかった」 追突事故を起こした男が逃走 裁判であきらかになった“絶対に運転してはいけない人間”の思考回路
事故が起きたのは時刻は午後9時10分、入院中の実母の見舞いを終えて寺嶋竜蔵(仮名、裁判当時57歳)が車で自宅に帰る途中のことでした。 前方を走っていた車が信号手前で急ブレーキを踏み減速し ...
「東京タワーが見たかった」 マレーシアから日本国内へ入国した少年の身柄を確保 事件を重く見た家裁は検察に身柄を送致することを決定
マレーシアから90日の短期滞在資格で来日した少年甲(氏名非公表、裁判当時18歳)は来日の目的を「観光」だと供述していました。 「東京タワーを見たかったです。あと、マレーシアには雪が降らないので、日本で ...
愛する人とコロンビアから来日 二人の目的は日本での窃盗だった 彼女が裁判で語る「彼はとても心のきれいな人です」
アンドレア・ロアイザ(仮名、裁判当時20歳)は交際相手のカルロスとともにコロンビアから来日しました。 二人が日本に来た目的、それは窃盗でした。 彼らが狙ったのは閑静な住宅街に建つ一軒家です。アンド ...
「むしゃくしゃしてやった」 犯罪を犯した者が語るこの動機の裏には一体どんな心の葛藤があったのか 社会に叩きのめされた放火魔裁判
「むしゃくしゃしてやった」 それが石崎学(仮名、裁判当時46歳)がゴミ集積所のネットにライターで火をつけた理由でした。 幸い火はすぐに消し止められ怪我人も出ませんでしたが、最も火勢が強か ...